応用生物の考える環境教育をご紹介します。
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環境教育


「環境教育」についての定義づけはありませんが、環境教育の目的(Goal)については、「環境とそれに関わる問題に気づき、関心を持つとともに、当面する問題の解決や新しい問題の発生を未然に防止するために、個人および集団として必要な知識、技能、態度、意欲、実行力などを身につけた世界の人々を育てること」とされています。また、個人のレベルでの目的は「責任のある環境に関わる態度」と考えることもできます。

また、目標(Objective)として、関心、知識、態度、技能、参加が挙げられています。

目的と目標にはニュアンスの違いがあります。
目的(Goal)が届きそうにはないというニュアンスがあるのに対し、目標(Objective)は、より現実的な内容を含みます。
また、それぞれの目標は、効果的な環境学習のステップとしても考えられます。それぞれの目標を並行して学んでいくのではなく、「関心」が十分にある上で「知識」を得るという自主的な学びが起こると考えられます。その「知識」を理解したうえで、環境に対する「態度」が培われ、環境問題に関わる問題を認め、解決しようとする「技術」を得ます。そして、「参加」という行動を起こすのであれば、その行動は自主的に行われ、ある特定の環境問題だけではなく、様々な形で現れる環境問題に対し、応用がきき、持続的なものとなりえます。
(例えば、リサイクルについての「知識」を与え、分別法という「技術」を伝え、「参加」をさせるという過程は、一面的な環境問題の見かたに終始してしまう可能性があります。
リサイクルの際に用いられる化学物質が引き起こす可能性がある環境問題など、多面的な考え方を必要とする環境問題に対しては、持続的な解決法とはならないかもしれません。このステップを踏まなくとも、「責任のある環境に関わる態度」を遂行することはできます。ただし、持続的で応用の利く態度とはならない可能性があります。)

「環境教育」とは、「環境教育の目的」のために行われるすべての活動ということができます。ここで注意したいのは、人の行動を形作る経験により、環境教育の目的が達成されるのであれば、教える、教えられるという形なしでも、経験の機会を与えるたり手助けすることも環境教育にもなりえるということです。

「責任のある環境に関わる態度」という成果へのステップとして、「関心あるいは気づき」、「知識」、「技能」、「態度」が挙げられます。

1)「関心あるいは気づき」
自然環境と人工的な環境の違いを自覚する。また、ある事柄に興味を持ち始めることもこの関心に含まれる。特に年少時にこの目標は達成されやすい。全てのステップの基礎的な土台となる。

2)「知識」
事実やコンセプト、概念といった知識。

3)「技能」
批評や創造性のある考え方。コミュニケーション、問題解決の技能。

4)「態度」
感謝、価値観、共感・視点、行動するモチベーション。

5)「参加」あるいは「責任のある環境に関わるふるまい・行動」
多くの場合、「責任のある環境に関わるふるまい・行動」が環境教育プログラムの目的として挙げられます。それぞれのステップがそのプログラムの目的に対し、求められている形や具体的な特定の計略を明らかにする必要があります。その上で、プログラムを行うことによって、それぞれのステップに関わる点が明らかになるため、プログラムを効果的に行うことができると考えられます。


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